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えぷろん亭

 
場所 : 宮崎県宮崎市内海7493
時期 : 2016年9月
用途 : ホテル(旅館)、オーベルジュ
依頼主 : えぷろん亭
サイズ  : 改修部延床面積  132 ㎡
             敷地面積  2409㎡
​施工:株式会社ケイツー
メディア掲載
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宮崎県宮崎市内海の宿泊施設『えぷろん亭』宿泊棟のリノベーションです。

建物の敷地は宮崎市市街地から車で南へ約30分の太平洋に面する山の斜面にあります。

宿泊施設とレストランからなる建物は自然に囲まれ雄大な太平洋を眺めながらお食事や宿泊を楽しむことができ、リラックスした雰囲気が漂っています。

敷地への入口は海沿いを走る国道220号からで、斜面を上った位置に施設のエントランスがあります。

改修部2階建宿泊棟の1階は以前、施設のエントランスとして機能していましたが、数年前のバリアフリー改装のためエントランスは敷地奥建物中央部に移設されました。

その後も今回改修部2階は宿泊室として使われていました。

今回のリノベーションでは利用されなくなった1階エントランス空間を2階宿泊室と一体に使えるようにすることが求められました。

以前、宿泊室内部にはなかった浴室を2階に設置し、入浴中に窓から太平洋を眺めることができるようになりました。

建物は山の斜面に建ち、建物下に位置する国道から浴室への視線を遮るため、建物外部に楕円開口がある木壁を設置しました。

開口の位置と大きさは外部から室内への視線を遮り、室内から外の景色を眺める視線を通す条件を満たすために1つ1つ現場で入念に決定されています。

敷地入口に建つこの棟は施設全体の顔であり、国道からえぷろん亭を眺める時に最初に目に入る場所に位置しています。

建物外部に新設された楕円開口の木ファサードは施設のアイコンとなりイメージを作りあげ、『えぷろん亭』の象徴として機能します。

1階リビングと2階寝室は吹抜けを通して繋がっており、既存木梁を現した高い天井と一体となって開放的な空間に仕上がっています。

外部壁、構造、家具にも宮崎県産材である杉を使い、宮崎杉の特徴である柔らかい肌触りの実感できる宿泊空間を実現させました。

ご家族、カップル、グループなど宮崎でレジャー、自然、食を楽しみたい方々へご満足いただける宿泊施設へとまた1つ生まれ変わりました。

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